2016年10月14日金曜日

第290回モーニングセミナー (講師:鈴木登志子氏)

日時:平成28年10月13日木曜日
講師:横浜市倫理法人会 幹事 日本生命保険相互会社 鈴木登志子氏
テーマ:「聴覚障害者の元で産れて…」


今週のモーニングセミナー前の役員朝礼は、川崎市北倫理法人会始まって以来の15名以上という最多参加者で開催しました。

幸先の良いスタートなった、第290回モーニングセミナーは、横浜市倫理法人会の幹事の鈴木登志子さんをお招きしました。鈴木さんは、手話教室の開催や手話を取り入れてくれるショップの普及活動を取り組み、活動を通じ聴覚障害者がもっと多くのサービスを得られ暮らしやすい社会実現を目指されています。



鈴木さんのご両親は、聴覚障害者です。鈴木さんは、3人兄弟の次女として生まれ、健常者である鈴木さんたち子どもは、ご両親から通訳としての役割を求められました。鈴木さん自身、2歳からご両親の通訳をしていました。幼いころからの通訳は、大変苦痛に感じていたとのこと。

聴覚障害者の家庭環境で当たり前と思っていたことが、友人の家庭との違いなどに驚いたりしながらの生活でした。そんな日常で、時には、聴覚障害者への理解がない対応をされることもあったそうです。

父親が亡くなるとき、父親は、子供たちの声や鳥の鳴き声がどんな音などか聞きたかったと。

鈴木さんは、何か自分でできるかとかの想いなどから、ひとつ欠けていることを補い、みんなで欠けていることを補うことを目指し、手話を広めようと活動されています。

弱者に優しい社会が我々健常者にとっても優しい社会であると鈴木さんは、訴えられました。

鈴木さんのお話を聞き、我々も何ができるか考えさせられる講話でした。

参加者は、34社34名でした。

次週、10月20日(木)のモーニングセミナーは、当会会員の岩倉春長氏による「直観だけで生きた人生~知らずして倫理を実践~」です。6時30分から武蔵小杉駅近くのホテル精養軒です。是非、ご参加ください!!

2 件のコメント:

  1. 講師の鈴木登志子さんは、障がい者に優しい社会を作ることを目指し、私達に色々なことを教えてくださいました。普段何も考えずに当たり前だと思っていた「駅の列車到着・発着の電光掲示板」などは私達にも凄い助けになっています。
    出来るだけ手を覚え、出来ない時は筆談で、みんな仲良く生きられる社会になるよう、私達も頑張りたいと思います。

    返信削除
  2. 鈴木登志子さんのお話は二回目ですが、今回も新鮮な気持ちで聴かせていただきました。よく病気になって健康のありがたさがわかると言います。障がいも不自由になって身に染みてわかるのだと思います。それだけに鈴木さんのような方が傍にいて、障がいのこと、障がい者のことを話してくれるので、障がいの事を身近に感じることができ、また、考えることができます。登志子さん、ありがとう。

    返信削除

  第557回 川崎市北倫理法人会経営者モーニングセミナー      【 令和4年8  月18日(木)6時30分~7時30分】 第557 回 川崎市北倫理法人会ハイブリッド (会場開催&zoom併用) モーニングセミナー ◇会員スピーチ 泉 和也 幹事  倫理の学び方はそれぞれ、...